お部屋のリフォーム・リノベーションをお考えの方で、どうせならセルフリノベーションしたいとお考えの方もいると思います。
僕が住んでいる部屋は、飲食店の事務所として使用されていたところを西海岸スタイルの部屋にセルフリノベーションして住んでいます。
もちろん、職人さんに工事をお願いしたところもたくさんありますが、かなりの労力と時間を費やしセルフリノベーションで西海岸風スタイルの部屋にしました!
そんな僕が、セルフリノベーションを検討の方にセルフリノベーションの体験談や失敗談をもとにセルフリノベーションの手順やアドバイスについて説明させていただきますね。
BOSSCOがセルフリノベーションすることになった経緯
僕がどうして事務所として使用されていた場所を住居としてセルフリノベーションしたのかを簡単に説明すると、起業することになったので事務所と住居を借りる必要があり、お世話になっているオーナーさんの店舗を借りました。
飲食店の事務所として使用されていたので、住居として必要になる設備がありません。
あるものはキッチン(コンロ無しレンジフード有り)とトイレ(トイレは玄関の外になります)と業務用の空調機器2台のみです!
必然的にトイレの移設やお風呂の設置など設備工事が必要になり費用がかかります。
また、内装工事をするにも一般の住居とは違い変則的な工事も必要になるので、ただ壁紙を貼り替えるというわけにもいかないのと出来る限りお洒落で格好いい事務所兼住居にしたいと思い、費用を抑えるためにもセルフリノベーションすることにしました!
費用を抑えたいからセルフリノベーションしたんですね。
セルフリノベーションするための手順とは?
一言でセルフリノベーションと言っても、大きなリノベーションから主要部分は業者の方に工事をしてもらい仕上げをセルフリノベーションで楽しむという方法がありますが、どちらの方もセルフリノベーションの手順というのは、ある程度は共通しているので参考にしてくださいね。
リフォーム・リノベーションをする前に分譲マンションの場合は注意することがあるので、こちらで詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。
セルフリノベーションの手順をまとめると
2.予算や工事期間を考える
3.セルフリノベーションする範囲を考える
4.セルフリノベーションの開始
理想の部屋や間取を考える
リフォーム・リノベーションをやろうと考えると理想の部屋のイメージなどがあると思います。そんなのはっきりと分からないという方もいるかもしれません。セルフリノベーションをするかどうかに関わらず、リノベーション業者の資料を取り寄せたりリノベーション例を掲載している雑誌を見たり調べたりするとおのずと自分の理想やキッチンはこんな風にしたいというのがイメージしやすくなりますよ。
では、僕の場合はどうだったのか説明すると
【BOSSCOの例】理想の部屋や間取を考える
結論から言うと、僕がイメージした理想の部屋は西海岸スタイルの部屋になります!
どういった部屋にしようかネットや雑誌でリノベーション事例を調べるといいなと思うのが明るいイメージの西海岸スタイルの部屋だったので、部屋のコンセプトは開放的な西海岸スタイルにすぐに決定し、次に具体的な部屋のイメージと間取りを考えました。
具体的な部屋のイメージをまとめると
・天井を抜いてより開放的にする
・壁はターコイズブルーを取り入れる
・ダイニングテーブルを兼ねたキッチンカウンター
▲セルフリノベーション前の間取り
▲考えた間取り
広さは70㎡ほどあり充分な広さがあります。テナントビルの構造なので、2面全体が窓で囲まれ建物柱が多くトイレは外になります。
キッチンの位置、お風呂の位置、トイレの位置によりそれぞれの位置が変わるので、いろいろ悩んだのですが、最終的にこの間取りに行き着いたのは次の予算を考えた結果になります。
予算や工事期間を考える
理想の部屋がイメージ出来たら実現するための予算と工事期間を考えます。
工事期間も予算を考えるうえで重要ですよ!
詳しくは後で説明しますね。
僕は仕事柄おおよそのリフォーム費用は検討できますが、リフォーム費用なんて全然検討つかないという方は、リフォーム会社やリノベーション会社に見積をお願いして具体的なイメージをつかんだ方がいいですよ。
僕の場合の予算の目安は
・トイレの新設 10万円
・給湯器の新設 10万円
・給水・排水管・換気工事 50万円
・大工工事 40万円
・解体・処分費 20万円
・電気工事 20万円
・内装工事 30万円
お風呂とキッチンも安価なものにしようと思っていました。
工事内容や設備のグレードで金額はかなり変わります
・出来るだけ壁で間地切らない
・出来るだけ囲まれている窓を塞ぐ
出来るだけ現状の設備・排水・給水を利用する
キッチンの排水・給水は現状のキッチンの配置場所に排水と給水があり、トイレの排水は現状のトイレから近い場所に設置しました。
出来るだけ現状の設備・給水・排水の引込距離を短くなるようにして費用を抑えるようにしました。
出来るだけ壁で仕切らない
壁を造る費用や壁紙を貼る場所も増えるので、壁を減らすことで費用を抑えました。当初はベッドが丸見えになるのはどうかと寝室を作ることも考えましたが、寝室用に扉やエアコンを設置しなければいけなくなるので、寝室を作るのもやめました。
トイレも個室にすると扉が必要になるので、洗面スペースに設置しています。同様にクローゼット・収納場所にも扉はありません。
この部屋で新たに設置した扉は洗面に入る扉だけになります。
部屋が増えると消防設備も設置しなければいけなくなったりすることがありますよ。
セルフリノベーションする範囲を考える
予算を組んだら予算を抑えるためにもセルフリノベーションをする範囲を考えます。
ここで大事なのは予算を抑えるために無理してセルフリノベーションを行わないことです!
セルフリノベーションをすることによって工事期間というのは業者さんにお願いするより長くなります。セルフリノベーションして完成するまでは住んでいる部屋の家賃やローンなどは払わないといけない場合もあるので、工事期間が長くなればなるほど2重家賃やローンを払う期間が長くなるという事になりかねないので注意してくださいね。
僕は業者に依頼していたら約1か月半で終わっていたであろう工事を部分的に業者に依頼しても約4か月かかりました。
途中でなんのためにセルフリノベーションしているのか分からなくなりますよ。
僕が業者に依頼した内容とセルフリノベーションした内容をまとめると
【業者に依頼した内容】
・給水・排水・換気工事
・電気工事(ダウンライト交換・配線工事)
・内装工事の一部(壁・天井クロス貼替部分)
・大工工事(洗面の床上げ、壁の一部)
【セルフリノベーションした内容】
・窓を壁を造って塞ぐ
・モルタル床の防水塗装
・キッチンカウンター兼ダイニングテーブルの作成
・洗面台の作成
・内装工事の一部(石膏ボード貼り・壁の塗装・洗面フロアタイル貼り)
・補修・リメイク
僕がセルフリノベーションした内容の詳しくは各記事で紹介しているのでご覧くださいね。
セルフリノベーションした結果、リノベーションにかかった費用は約180万円になります。
全て業者に依頼した場合の想定より50万円は安く仕上げることが出来たと思いますが、諦めた工事内容もあります。
それが、天井を抜いて開放的にすることでした。
天井を抜く作業が思いのほか大変そうなのと電気の配線工事が想定以上の金額になりそうだったので、天井を抜くことを断念しました。
また、工事金額自体は抑えることができましたが、工事期間は通常の倍以上の約4か月かかっています。
セルフリノベーションをした僕が皆さんへのアドバイスとしては
セルフリノベーション中はやらないといけないことに追われすぎて疲れ果てたみたいですよ。
セルフリノベーションの開始
僕の場合のセルフリノベーションの作業手順をまとめると
2.モルタル床の防水塗装
3.窓を壁を造って塞ぐ
4.キッチンカウンター兼ダイニングテーブルの作成
5.壁の石膏ボード貼り
6.洗面台の作成
7.内装工事の一部(壁の塗装・洗面フロアタイル貼り)
8.補修・リメイク
もちろん、想定していた工事期間は大幅に伸びていますけどね。
本当は、床の仕上げは最後にしないと傷が付いたり汚れたりしてしまいますよ。
セルフリノベーションで西海岸スタイルの部屋に!
セルフリノベーションの手順について説明しましたが、僕がセルフリノベーションした体験や感想をまとめると
・費用を抑えることにとらわれ過ぎていたと反省
・完成して住んでみた結果、頑張ってよかったと思える
・今まで住んできたどの家より愛着がある
費用を抑えようと許容範囲を超えたセルフリノベーションはとてもしんどいです。
セルフリノベーションするのなら、楽しむことが肝心だと実感しました。
楽しむことが出来ないセルフリノベーションは、ただの作業ですね。
ただ、頑張ってセルフリノベーションした家は今までのどの家よりも好きな空間になりました。部屋中にセルフリノベーションの跡(傷やずれ)は、たくさんありますがどれも気にならず上手に出来なかったなと次は頑張ろうと思えるようになりました。
皆さんもセルフリノベーションは大変ですが、セルフリノベーションに挑戦してみたい方は参考にしていただいてセルフリノベーションを頑張ってくださいね。