DIYでの木材の選び方とは?

DIY工具・説明など

DIY初心者の頃は、木材を購入するためホームセンターに行くとたくさんの種類の木材があり、どれを購入すればいいのか分からないことがありましたが、今ではDIYする用途によって木材の使い分けが出来るようになってきました。

DIYに適した木材の選び方は、木材の特徴などを知る必要があるので、木材の特徴や使い分けの仕方などを紹介したいと思います。

木材の種類とは?

ホームセンターの木材売り場に行くとSPF材、ホワイトウッド、1×4材、2×4材、荒材、プレーナー材、KD材、AD材、間柱、垂木、胴縁など様々な種類があり、初めてみると一体何がどう違うのかよく分からず、また同じようなものでも値段が違ったりするので、結局、値段も安くDIYで人気のSPF材や2×4材を購入するということがあると思います。

では、これらの記載されている木材の種類は何かというと、次のように大きく3つに分類されます。

木材の規格、サイズ
木材の樹種
木材の状態

それでは、これらについて簡単に説明すると

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木材の規格・サイズ

まず、木材に記載されている内容には必ず規格・サイズがあると思います。木材の規格・サイズを表記するものはどういったものかというと

・ワンバイ材、ツーバイ材など
・間柱、垂木、胴縁、野縁、根太など etc

DIYで人気のワンバイ材、ツーバイ材とは、本来はアメリカの規格で製造された家を建てる構造材になり、1×1材、1×2材などの規格ごとのサイズになります。

また、間柱、垂木、胴縁などは日本で使用されている規格の構造材をより用途ごとに分類して記載したものになります。例えば、垂木45㎜×45㎜や垂木45㎜×60㎜などサイズがある程度決まっています。

ボスコ
ボスコ

日本の規格サイズは尺貫法(1寸=30㎜)になっていますよ~

木材の樹種

次に木材に記載されているものには木材の樹種があります。木材の樹種とはどういったものかというと

・SPF材、ホワイトウッドなど
・杉、松、檜など etc

ホームセンターで売られているのはこれらの一般的なものがほとんどだと思います。

SPF材やホワイトウッドはワンバイ材やツーバイ材でよく使われていますが、SPF材やホワイトウッドだからと言ってワンバイ材やツーバイ材というわけではないですよ。

ワンバイ材(規格・サイズ)のSPF材、ホワイトウッド(種類)
間柱(規格・サイズ)のホワイトウッド(種類)

このようにホワイトウッドでもバイ材に使われたり間柱にも使われたりしています。簡単に言うとバイ材はアメリカの規格サイズの間柱といったところでしょうか。

ここでは、細かい木材の樹種ごとの説明は省略しますが、木材の樹種は加工がしやすいものや屋外には不向きなものなどがあり、オイルステンなどの仕上げの場合は木目など使用する木材の樹種によって違ってきます。

ボスコ
ボスコ

ちなみにSPF材はSpruce(トウヒ)Pine(松)Fir(もみ)の総称になるので、同じSPF材でも正確には樹種は変わりますよ~

木材の状態

最後に木材に記載されいるものに木材の状態があります。どんなものがあるかというと

・荒材、KD材、AD材
・プレーナー材 etc
これらが主な木材の状態を示すものになります。
荒材とはグリーン材とも呼ばれ切ったままの状態の木材になります。切ったままの状態なので乾燥してくると縮んだり反ったり割れたりする可能性が出てきます。
では、KD材、AD材とは何なのかというと、KD材はKiln Dry(窯乾燥)の略称で窯に入れて乾燥させた乾燥材になります。一方、AD材はAir Dry(空気乾燥)の略称で自然乾燥させた乾燥材の総称になります。乾燥材は荒材に比べると縮んだり反ったりすることが予防された木材になるということです。
最後にプレーナー材とは販売されているホームセンターなどでは、PやP加工などとも表示されており、木材の切断表面をカンナかけしたものになります。また、KDプレーナー加工(カンナかけされた乾燥材)などと表記されていることもあります。その他にも木材の状態を表記するものにサーモウッド(高熱乾燥処理)や防腐加工などがあります。
ですから、同じ規格・サイズで同じ木材の種類であっても荒材と加工されたものを比べると値段が変わってくるのは当然ですよね。
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DIYでの木材の選び方とは?

簡単に木材の種類について説明させていただきましたが、次にDIYに適した木材の種類の選び方について説明させていただきますね。

結論を申し上げると、DIYに適した木材の種類の選び方はというと…

なんでもいい!ということになります。

間柱や垂木と記載されていても別の用途に使っても構いません。すでに皆さんも2×4材などのバイ材を使用していろいろなものをDIYしていますよね。

本来、2×4材などのバイ材はDIY用ではなく構造用の木材になりますが、加工性も良く値段も安いのでDIYに人気の木材となっています。

ただ、加工性が良く値段も安い木材はバイ材だけではないので、DIYで木材を選ぶ時には前述した木材の種類を理解してDIYしたいものに適した木材を選ぶということです。

具体的な例を挙げると

・安い荒材などでもいいDIYの場合
・木目の仕上がりを気にしたDIYの場合
・室内、室外で使用するDIYの場合
・DIYしたいもののサイズによって
2×4材などのバイ材は、専用のアングルなどの商品もあり大変便利なのですが、なんでもかんでもバイ材を使用してDIYするのはDIYするものによっては効率的ではないので、使用する用途、目的によって木材を使い分けてDIYを楽しんでくださいね。