自分で家具を作ったり壁紙や床を貼替えたいけど、どうしたらいいか分からず不安でなかなか始められないという方は多いと思います。
僕はDIYを始めて1年くらいで事務所として使われていた場所を西海岸スタイルの部屋にDIY・セルフリノベーションして住んでいます。DIYの腕前は1年くらいでも、部屋の壁を造ったり塗装したりセルフリノベーションして、ベッドなどをDIYできるようになりました。
今回はそんな自分が今からDIY・セルフリノベーションを始めたいと思っている方へ、DIY・セルフリノベーションを始める前に知っておくべきことについて紹介しようと思います。
DIYとセルフリノベーションの違いとは?
そもそも『DIY』はよく聞くけれど『セルフリノベーション』との違いが良く分からないという方のために簡単に『DIY』『セルフリノベーション』の違いについて説明しますね。
DIYとは?
DIYとは、「Do It Yourself」(自分でやる)の頭文字を取った略語になります。ですから、そのままの意味で自分で家具やインテリアを作ることなどをDIYと言います。
セルフリノベーションとは?
セルフリノベーションとは、セルフ(自分自身で)でリノベーション(改修)するという事なので、自分自身で改修工事をするという意味になります。DIYと同じ意味ではありますが、DIYの中でも自分でする改修工事をセルフリノベーションと呼びます。DIYはいろんな広い意味で使われているんですね。
ここからはセルフリノベーションもDIYとして説明していきますね。
ちなみに僕のブログでは『DIY』のカテゴリー内で家具やインテリアなどを作ったものを『DIY家具・インテリア』、壁紙の貼替や壁を造るなどのリフォームの内容を『セルフリノベーション』のカテゴリーに分類していますよ。
知っておくべきDIYの注意点!
DIYは何をやってもいいわけではありません!DIYを始める前に注意点を知っておかないと思わぬトラブルや事故になりかねないので、DIYを始める前に注意点について知っておいてくださいね。
DIYをするうえで知っておくべき注意点をまとめると
・賃貸住宅の場合の原状回復義務
・分譲マンションの場合の管理規約
・近隣への配慮
これらの事には最低限注意してDIYしないといけないと思います。
具体的にどういうことか説明していきますね。
各種法令に違反しない
水道・電気・ガスのライフラインは工事をするうえで有資格者でないと工事ができません。ライフラインの工事の失敗は漏水・火災など他の人へ迷惑をかける恐れがあることなので、必ず専門の業者に任せましょう!
DIYで間取りの変更または新たに増築などする場合には、建築基準法に違反していないかの確認をしてくださいね。間取り変更などをする場合は火災報知設備の取付が必要だったり消防法にも注意が必要です。
DIYで出た廃材やゴミの処分も廃材やゴミの種類によっては産業廃棄物扱いになり通常のゴミとして出せないことがありますので、注意してくださいね。
賃貸住宅の場合の原状回復義務
賃貸住宅にお住いされている方は、原状回復義務に注意してDIYしないといけません。
これはどういうことかと言うと、お部屋を退去するときには借りた時の状態(現状)に戻して(回復)大家さんに返さないといけないという事です。
賃貸住宅にお住いの方は原状回復義務があるのでDIYをした結果によっては退去するときに原状回復費用を請求される可能性があるので注意してくださいね。
詳しく分譲マンションのDIYの注意点について知りたい方はこちらを参考にして下さいね。
分譲マンションの場合の管理規約
分譲マンションにお住いの方は、賃貸住宅にお住いの方と比べDIYに気にすることはないかというと、そうではありません。
分譲マンションでは、お住いのマンションごとに決められたルールがあるのでお住いのマンションの管理規約を確認してDIYをする必要があります。
例えば、フローリングの貼替などは管理規約の内容によっては遮音等級が指定されていることもあるので、好きなフローリングを貼り変えていいというわけではないのです。
詳しく分譲マンションのDIYの注意点について知りたい方はこちらを参考にして下さいね。
戸建て住宅に住んでいる方でも建築協定などで建物の外観などにルールがある場合もあるので注意してくださいね!
近隣への配慮
これは当然のことですが、DIYで作業をすると騒音やホコリが出ることがあるので、DIYをする時間帯などを気にして一声かけるなど近隣の方へ配慮することも忘れずに!
たくさんの法律や条例があるので、大丈夫かな?と心配になったときには専門の方に相談してみてくださいね!
DIYのメリット・デメリットとは?
DIYの注意点を理解したら、DIYを始める前にDIYのメリット・デメリットも知っておいた方がいいと思うので、DIYのメリット・デメリットについて説明させていただきますね。
DIYのメリット
DIYのメリットをまとめると
・自分の好みに設計できる!
・楽しむことができる!
・満足感や愛着がわいてくる!
具体的にどういうことか説明していきますね。
費用を抑えることができる!
最大のメリットはDIYにかかる費用は材料費だけなので、基本的には業者に依頼する、または購入するより安く仕上げることが出来ることです!業者に依頼する場合の人件費が必要なくなるということですね。
自分の好みに設計できる!
DIYをすることで自分の好きなデザインやサイズに設計することが出来るので、デッドスペースにぴったりのサイズで棚を作ることなどが可能になります。自分の理想の空間作りが出来るようになりますよ。
楽しむことができる!
DIYを続けると腕もあがり出来る範囲が広がっていくので、ある程度のものは作れるようになります。そうなるとDIYをすることがより一層楽しくなりますよ。
満足感や愛着がわいてくる!
DIYで作った家具やインテリアは失敗も含めて愛着がわいてきてきます。自分で作った理想の空間は満足感も増し、よりいっそう自分のお家が好きになりますよ。
DIYを始めたいきっかけは、やってみたい!安くしたい!だと思いますが、それだけでいいと思いますよ~
DIYのデメリット
DIYのデメリットをまとめると
・仕上がりが綺麗とは言えない!
・道具・工具が増える!
・時間と労力がかかる!
具体的にどういうことか説明していきますね。
怪我をする危険性がある!
DIYをすると様々な道具や電動工具を使用します。それらの工具類は正しい使い方をしないと大怪我をする可能性があります!正しい使い方を知って怪我をする危険性があることを忘れないようにしましょう。
DIYの作品でも落下の危険などがないように構造や強度に気を付けてDIYする必要があります。
刃物だけではなく電気ドライバーなども怪我をすることがあるので怪我には気を付けてくださいね
仕上がりが綺麗とは言えない!
DIYをする人の腕によって変わると思いますが、職人さんと比べると仕上がりが綺麗とは言えずに納得の出来にならないことがあります。
作業内容の知識が低いことも思い通りに仕上げられない原因でもあります。
道具・工具が増える!
これはメリットの費用を抑えることができる!と矛盾しているかもしれませんが、実際にDIYを続けていくと電動工具が欲しくなります。電動工具を手にすることで出来る範囲が広がり、新たな道具を購入したりします。作業内容によっては必ず準備しないといけない工具類があるので、どうしても工具類は増えていきます。電動工具類も決して安いものではないので費用がかかります!
また、道具や工具が増えると収納する場所が必要になってきます。
時間と労力がかかる!
DIYでなにかひとつ作るにしてもホームセンターに材料を買いに行って重たい材料を運び作業前には汚れないように準備してからようやく作業を始めることになります。職人さんと違って手際も良くないなので作業が終わるまでに時間と労力がかかることになります。自分の時間と労力にお金はかかりませんが、業者に依頼した場合は1日で作業も終わり綺麗に仕上がることも、準備から片付けまで含めると作業に何日もかかり仕上がりも綺麗とは言えないということがあります。
デメリットをちゃんと理解したうえでデメリットをどうカバーするかを考えてDIYを始めてみてくださいね~
自分の特性を知ろう
DIYの注意点、メリット・デメリットを踏まえたうえで、DIYを始める前に自分の性格や環境を考えて自分のDIYの特性を知りDIYを始めましょう!
いろいろな方のDIYを見ていると自分でも出来るのではないかと思うことがあると思いますが、自分の性格的に無理だとか環境的に無理(工具が無いなど)ということが必ずあるので、自分で出来る可能な範囲を理解しておかないとDIYの途中で諦めるなどということにもなりかねませんからね。
では、僕の場合の性格や環境を説明するので、参考にしてみてくださいね。
BOSSCOの性格や環境について説明しますね~
BOSSCOの性格や環境をまとめると
・めんどくさがり!細かい作業は嫌い!
・安く仕上げたいが、こだわりは強い!
・知識を聞ける相手がいる!
・作業スペースはある!
自分の特性を知ると自分の中で自分のDIYの特徴というのが決まってきます。
じゃあBOSSCOのDIYの特徴ってなに?っていう人のためにBOSSCOのDIYの特徴について説明しますね~
BOSSCOのDIYの特徴
BOSSCOのDIYの特徴をまとめると
・細かいことは気にしない!完璧は求めない!
・安全面は意外と心配性!
手抜き!お手軽!おしゃれ風!
もちろん作るものによりますが、DIYする前にどうやったら簡単にちゃんとしたものが出来るのか考えてDIYしています。DIYにこれといった方法はないと思っているので、職人さんから聞いた通常の作業方法から省ける作業は省いておしゃれに見えるように工夫しています。
例を挙げると、パレットベッドをDIYしたときのベッドの脚は90㎜角の角材を使用していますが、90㎜角の角材を大体の長さで切断して横に置いてベッドの脚にしています。これによって、ちゃんとした長さに切断できなくても脚の高さは均等で安定します。
詳しく知りたい方は良かったらそちらを参考にしてくださいね。
細かいことは気にしない!完璧は求めない!
これはDIYのデメリットの仕上がりが綺麗とは言えない!をカバーしているのと僕の性格からの特徴になります。もっとこうすれば綺麗に出来るという方法はいくらでもあると思いますが、DIYなのでいくら頑張っても職人さんの仕上がりには敵いません。数を繰り返すと職人さんのように腕も上がってきますが、使用している道具の違いもあるので、家具職人さんが作る家具のようなものは求めていません。
日常生活に支障がなければ多少は綺麗に出来なくてもいいと思っています。
完璧に出来ないからこそ、細かいことは気にせずビンテージ風におしゃれになるようにDIYしています。上手に誤魔化すのもDIYでの技術ですね!笑
例えば、ローテーブルを作ったときも記事では丁寧に作る工程を紹介しましたが、実際の僕の作業工程はかなり短縮しているので天板に多少段差があったりしますが、日常生活に支障はなくおしゃれに出来たと思っています。
詳しく知りたい方は良かったらそちらを参考にしてくださいね。
安全面は意外と心配性!
安全面には意外と心配性です!
DIYをするうえで強度が心配になることがあります。DIYしたもので怪我をしたら元も子もないので安全面には気を付けています。分からない時は職人さんに教えてもらっています。
これでDIYを始める心構えが出来たと思います!
自分の性格などを理解して無理なくDIYを始めてくださいね。
DIYを始める前に持っておきたい道具・工具
DIYを始める前置きがかなり長くなってしまいましたが、DIYを始める方へ道具や工具のどれが必要か分からないという方のために必要な道具や工具について説明しますね。
DIYの内容によって必要なものは変わってくると思いますが、必ず揃えておいた方がいいと思う道具や工具をまとめると
・かなづち(ハンマー)
・のこぎり・ソーガイド
・メジャー(スケール)
・サシガネ(曲尺)
・水平器
・カッターナイフ
・サンドペーパー(紙やすり)
・木工ボンド
・キリ
これらは基本的に木工DIYに必要な道具や工具ですよ~
詳しくはこちらの記事に書いているので良かったら参考にしてください。
ちなみに僕がいつも使用している電動工具は
・丸鋸
・サンダー
・ジグソー
・レーザー水平器
僕が使用している道具は、ほとんどが一般的な道具になるので参考にしていただきやすいと思いますが、これからDIYを始めようと思っている方にはインパクトドライバーや丸鋸が敷居が高いと感じてしまうかもしれません。
僕のブログを見てインパクトドライバーや丸鋸が気軽に扱えると思っていただけるようにブログで伝えていければなと思っています。また、出来る限り丸鋸がなくてもホームセンターなどのカットサービスを利用してDIYできるようにお伝えしたいと思います。
DIY・セルフリノベーションの始め方
DIYを始める前の注意点やメリット・デメリットや心構えなどについて長々と書きましたが、DIYを始めるには注意点やデメリットを理解して皆さんが安全に楽しくDIYをして欲しいと思っています。
僕もDIYを始めて周りの友人から「すごい」などと言われたりもしますが、DIY・セルフリノベーションは決して難しいものではなく、正しい道具の使い方や正しいやり方さえ知れば応用していくとある程度のことは出来るようになっていきます。
しかし、皆さんも正しい道具の使い方や正しいやり方が分からずDIY・セルフリノベーションを始めるのが不安になるのだと思います。
このブログでもDIY・セルフリノベーションしたものを紹介しているので良かったら参考にしてくださいね。