先日、紹介した壁掛けテレビボードの作成時に壁をふかし壁にしたので、ふかし壁に造り付けの棚をDIYしました。
造り付けの棚はラワン合板にブライワックスで仕上げたのですが、想像以上に出来が良かったので、造り付けの棚の作成方法とあわせて皆さんに紹介させていただきたいと思います。
壁掛けテレビボードの作成手順はこちらで紹介していますので、よろしければご覧ください。
動画はこちらからご覧くださいね。
ラワン合板をブライワックスで仕上げる
造り付けの棚を造るにあたり棚の仕上げ材や仕上げ方法などを悩んでいました。
というのも、これまでDIYした家具は杉の無垢材でほとんど作ってきたので統一感を出すためにも杉の無垢材を使用するべきか迷っていました。
しかし、棚は1枚板のようになる棚を造りたかったので、下地を組んでラワン合板で仕上げる方法にしようと決めました。
そこで、これまで作ってきた家具とブライワックスで仕上げた時に色味がどう違うかを確認するため余っていたラワン合板で試し塗りをしてみました。
▲試し塗り結果
使用しているものはブライワックスのジャコビアンになります。
杉の無垢材と比べると少し色味が濃くなりましたが、なかなかいい感じだったのでラワン合板で棚を造ることにしました。
同じワックスでも使用する木材の種類によって色味などは違ってきますよ。
ラワン合板を仕上げに使用するときの注意点
ラワン合板を仕上げとして使用するときは木材選びの時に注意がいります。
ラワン合板は虫食いがあったりパテ処理をしているものがあったりするので、仕上げに使用する場合は出来るだけ木目や表面が綺麗なものを選んでくださいね。
使用した道具と材料
使用した道具と材料は
・丸ノコ・メジャー
・サシガネ・墨ツボ
・木工ボンド・ビス・隠し釘
・サンドペーパー・水平器
材料
・補強金具
・下地 3.5㎜角材
・ラワン合板 4㎜
造り付け棚の作り方
造り付け棚とは?という方のために、造り付け棚とは壁と一体として造られている棚のことになります。造り付け棚にすると壁から1枚の板が出ているような状態になり非常にすっきりした印象でおしゃれ感を演出してくれますよ。
ただし、壁と一体として造るので取り外しが出来ないのと、しっかりとした強度が必要になります。
また、今回は造り付け棚の作り方を説明しますが、通常の棚として造ったり机などの天板にしてみたり応用して参考にしてくださいね。
それでは、造り付け棚の作り方を簡単にまとめると
・棚の枠組みの下地を作る
・ラワン合板を貼る
・ワックス仕上げ
壁に下地を固定する
上の写真のように壁の下地に造り付け棚の下地を固定していきます。
まず水平器で取付位置を決め壁の下地に墨出しをします。
墨出しした位置からサシガネで内側に線を引き線を引いた位置に合わせて壁の下地を固定します。
レーザー墨出し器を持っている方は、固定する下地は造る棚よりも長めにしておいてくださいね。
取付けた下地がぐらぐらしないよう補強するために同じ木材を挟み込んで補強しました。
もちろんしっかりした強度を出すには補強金具を使用した方がいいですよ。
これを間柱(壁の下地)のある部分に下地を固定していきます。
僕は手を抜いて数を減らしましたがラワン合板が4㎜で薄いので後から追加で足しています。
下地が固定出来たら棚の奥になる部分に固定した下地と下地の間に横方向に下地を入れます。
棚の枠組みの下地を作る
より精度を上げるため棚が真っすぐなるようにレーザー墨出し器で墨出しをし丸ノコで切断します。レーザー墨出し器がなければあらかじめ長さが均等になるように注意して下地を固定してくださいね。
ラワン合板を貼る
棚のサイズに合わせてラワン合板を丸ノコで切断します。
今回はラワン合板のみで仕上げるので、少々手間ですがラワン合板の突合せ箇所は45度切りで切断しました。
ラワン合板を切断したら木工ボンドと隠し釘で固定していきます。
▲隠し釘とボンドで固定した状態
隠し釘は当て木をしてハンマーで叩くと簡単に釘の頭が取れますよ。