【DIY】壁掛けテレビボードの作り方

セルフリノベーション

以前から納得がいかなかった壁掛けテレビの設置方法について壁掛けテレビを設置した満足度をあげるためにも少し大掛かりな壁掛けテレビボードをセルフリノベーションしたので、紹介させていただきますね。

以前の納得いかない点が気になる方はこちらをご覧ください。

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壁掛けテレビボードを造る!

住み始めて1年ほどしか経過していませんが、壁掛けテレビが想像以上に壁から出ているのと外付けハードディスクなどの配線が気になるので、おしゃれな壁掛けテレビボードをセルフリノベーションすることにしました。

まずは、作成前と作成後の画像をご覧ください。

▲作成前

▲作成後

壁掛けテレビボードの作成は、テレビ設置部分を除いた既存の壁をふかし壁にし上下に造作棚を設置しました。

また下段造作棚の下の壁の一部をニッチにし外付けハードディスクなどの設置スペースを作りました。配線処理はテレビ裏の壁に穴を空け壁裏に配線を通しニッチ部分に出てくるようになっています。

ボスコ
ボスコ

ふかし壁とは壁を出して作る壁のことをふかし壁といい、ニッチとは壁の一部をくぼませた部分のことを言いますよ。

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壁掛けテレビボードの作成手順

それでは壁掛けテレビボードの作成手順をまとめると

・ふかし壁の下地を組む
・棚の下地を組む
・棚の仕上げ
・石膏ボード貼り
・壁紙貼り
これらの作業手順を簡単に説明すると

ふかし壁の下地を組む

ふかし壁の下地に使用する木材は45㎜角の木材を使用し下地の仕上げ材は12.5㎜の石膏ボードを使用したので既存の壁より57.5㎜出てくるふかし壁を造ることにしました。

わざわざふかし壁を造るのになぜ57.5㎜しかふかさないのかと言うとこれ以上壁をふかすとテレビの角度調整が出来なくなるためです。

まず下地を組むためにレーザー墨出し器と墨ツボを使って墨出しをしました。

テレビの取付金具の設置位置を決めた状態で墨出しをしています。

ボスコ
ボスコ

墨出しとは設計通りにするための位置決めのことで、墨のついた糸を張ってはじくと壁などに真っ直ぐな墨がつきますよ。

墨出しが終わったら床から天井までの長さに切断した45㎜の角材を墨出しした位置に下地の角材(間柱)をビスとボンドで取付けていきます。

下地を取付けるそれぞれの位置に墨出しをしているので、墨出しした位置に下地を取付けていきます。

今回のふかし壁の横幅は1810㎜で仕上げています。

テレビ取付金具を取付けていたところは既存の壁のままになりますが、作業の邪魔になるので外して横に下地を取付けます。

横の下地は手作業で水平を確認して取付ました。

外付けハードディスクなどを収めるニッチになる部分の壁をはがします。既存の壁は72.5㎜なのでふかし壁と合わせて奥行き130㎜のニッチになります。

写真のように配線を通す穴を空けているので外付けハードディスクなどの配線をこの穴に通して下のニッチ部分でハードディスクと繋げることが出来ます。

これで、ふかし壁の下地は完成になります。

下地が出来たらSPF材を幅63㎜に切断して白く塗装し見切縁として両サイドにビスとボンドで固定しています。

ボスコ
ボスコ

見切縁(みきりぶち)とは仕上げが異なる部分を綺麗に仕上げるための仕上げ材のことですよ。

ふかし壁の作り方はこちらで詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

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棚の下地を組む

せっかくふかし壁にするので一枚板のようなテレビ棚を上下に造るために下地を組みます。

ふかし壁の下地と同様に棚を設置する水平位置に墨出しをして棚の下地を組んでいきます。

棚の下地には35㎜の角材を使用しています。

角材を水平に突き出して固定し、重量物を置くつもりはないので補強は同じく35㎜の角材を縦に挟み込んで補強しました。

ボスコ
ボスコ

補強は補強金具を使用した方が丈夫になりますよ。

上下とも同様に突き出した下地を固定し、突き出した下地の間に下地を横にいれます。

最後に手前から下地を付けて棚の下地は完成です。

下段の棚の角2カ所には余っていた補強金具を取付けています。

ボスコ
ボスコ

重量物に耐えれる棚を作りたい方は補強金具を入れてくださいね。

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棚の仕上げ

棚の仕上げ方法は4㎜のラワン合板をブライワックスでワックス塗装することにしました。

35㎜の下地に4㎜のラワン合板を張り合わせるので棚の厚さは43㎜になります。

サイズを測り45℃で端を切断したラワン合板を木工ボンドと隠し釘で固定してボンドが乾いたら隠し釘の頭を飛ばしやすりかけをします。

いつもはやすりかけをするのが面倒なのですが、今回はラワン合板で棚として使用するので丁寧にやすりかけをしました。

やすりかけをしたらブライワックスを塗布していきます。

最後にカラ拭きをしたら造作棚の完成です。

造作棚の詳しい作り方はこちらをご覧ください。

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石膏ボード貼り

石膏ボードは12.5㎜を3枚使用しました。

さすがに石膏ボードを部屋の中で丸ノコ切断すると粉塵で部屋の中が大変なことになるのでカッターナイフで切断しました。

木工ボンドと石膏ボードビスで石膏ボードを下地に固定します。

ボスコ
ボスコ

石膏ボードビスを使用するとこの後のパテ処理時にパテの乗りが良くなるみたいですよ。

石膏ボードを貼ったら石膏ボードの繋ぎ目やビス跡にパテ処理をします。

パテ処理をして紙やすりで削る工程を3回繰り返しました。

今回、ニッチ部分の角はテレビを設置するのであまり目立たず傷がつく恐れもないのでコーナーテープは貼っていません。

石膏ボードを貼る作業も無事に完成しました。

石膏ボードの貼り方について詳しくはこちらをご覧ください。

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壁紙貼り

壁紙は洗面に貼ったものと同じものを使用しています。

ノリが付いていない通常の壁紙なので、壁紙を貼るサイズに切断してノリを塗ってから壁紙を貼りました。

ノリを塗ってから貼りやすいようにノリを塗った面にビニールを被せてシールのように貼っていきました。
レーザー墨出し器で中心線を確認しながら貼っていきます。
ニッチ部分は壁紙を折り込んで貼っていきます。
木目柄の壁紙になるので、つなぎ目の柄を合わせて貼っていきます。
壁紙を貼り終えたら棚の接続部分などにジョイントコークをして壁紙も完成です。
最後にふかし壁の下地を組む前に外した巾木を再利用して全ての作業が完了しました。
壁紙の貼り方について詳しくはこちらからどうぞ
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セルフリノベーションした結果

久しぶりに少し大掛かりなリノベーションをしましたが、楽しく作業することができました。
やはり心の余裕を持ってDIYするべきですね。
ずっと壁掛けテレビの気になっていた点も壁掛けテレビボードをDIYすることによって改善され、棚も増えたので仕上がりに満足しています。
配線処理も上手く出来たと思います。
このハードディスクは奥のニッチに収納して使用しています。
配線処理も上手く出来たと思います。
このハードディスクは奥のニッチに収納して使用しています。
テレビ裏のごちゃごちゃしていた配線もすっきりし、テレビの出っ張りも少しは改善できたと思います。